2012年、札幌CAI02での福島慶介個展にて初公開した、雪のインスタレーションシリーズ最高傑作”snow and sea”。
“snow and sea” installation by ksukefukushima
– “nature” 18m52s
visual : ksukefukushima
music : kohskekawase*yoonakamura
– effects.01 “move” 6m00s
visual : ksukefukushima
music : yoonakamura*shoheitakata
– effects.02 “colors” 3m00s
visual : ksukefukushima
music : yoonakamura*shoheitakata
– “interaction” 18m52s
visual : ksukefukushima*akonakayama
music : kohskekawase*yoonakamura
programming : tetsuyayamamoto*tomohironakayama
– effects.03 “depth” 3m00s
visual : ksukefukushima
music : shoheitakata*yoonakamura
– effects.04 “gravity” 6m00s
visual : ksukefukushima
music : yoonakamura*shoheitakata
film : takanorishimizu
supported by : SCALETTA
Consept
寒さと温かさが内包されている雪・・・
冬の空気はかくも厳しく静的で、自らの存在を鮮明に確認出来るような感覚を与えてくれます。
故に、人との繋がりや、温もりを強く感じる事の出来る季節でもあると言えるでしょう。
また、北国では雪を通じて生活の様々な風景が演出されます。
揺らぎ舞う雪の挙動は、あたかも我々自身の心象風景の様に見えます。
雪はコミュニティ媒体であり、あるいは、
我々の日々の営みの表象とも言い換える事が出来るのではないでしょうか。
一方で、雪は重力と風のビジュアリゼーション(可視化)です。
逃れ得ない環境であれば、我々はその雪の美しさに注目すべきだと考えます。
切取った雪の美しい断面を鑑賞し、雪と共に生きる事を再考する・・・
そんな場を提供出来ればと思います。
さらにこのインスタレーションでは、雪の対極として海を対峙させます。
両極の際(キワ)で起こる美しい風景を抽出し、自然を把握するための、ある一つの実験の場とも位置づけたいと思います。
生み出されるその風景は、作家自身の原風景とも重なります。
展示という限られた空間の中に、無限の反復を拡げ、
「雪はコミュニティ媒体である」を参照しながら、個展の枠を超えた様々なアーティストとの共創の場に昇華させます。
自然をそのまま抽出したもの、それらをエフェクティブに演出したもの、人の動きにインタラクションに反応するもの・・・
あらゆる表現で、非日常の美しい空間体験を提供いたします。
Archive
togetterにてまとめた当時のTwitterの記録です。http://togetter.com/li/538462