ショートフィルム「港を巷に – for our Future – 」で提示した小樽港第3号ふ頭基部を中心とした大改造計画。ある一つの未来の形を提示しました。
プロデュース:福島慶介/N合同会社
建築設計:山雄和真/GINGRICH(ギングリッチ一級建築士事務所)
制作協力:みなとまち小樽映像プロモーション委員会
小樽商工会議所港湾振興プロジェクトで提示されたゾーニング計画を元に建築を計画。第3号ふ頭基部の水上カフェ、人々を惹きつける装置としてのアトラクターであるコンテナカフェをはじめとした小さなコンテナたち、そして今後の港エリアに必要と思われるホール、プール、新しい図書館やインキュベーション施設などを組み込んだ建築群。第3号ふ頭のアイコンである31号上屋を利活用する形で、また市の港湾計画との整合性を図った形で計画を行っています。街と港が近い小樽の特徴を活かし、市民を中心として様々な人々のアクティビティの受け皿となる場所を、小樽のアイデンティティでもある港エリアに計画しました。PDF(4.2MB)
小樽駅をまっすぐ港へくだり、運河を超えてすぐの水面に計画する水上カフェを核として、第3号ふ頭基部を囲うように親水空間を計画。
展望台がランドマークとなり海から来る人々を迎え入れます。客船のターミナル周辺には大きな緑地公園を設け、展望台横の野外ステージと連動した様々なイベントを行うことができます。
計画全体を航空写真にて俯瞰。大きな建築も視界を遮らないように空隙を設けながら配置され、それらが建物の内外に多様な空間を生み出します。この大きな建築とヒューマンスケールを繋ぐ役割を担うのがアトラクターとしてエリア内に散りばめられたコンテナ群です。